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【Python】リテラルとは?種類と使い方を解説

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この記事では、Pythonのリテラルについて解説します。

リテラルとは、ソースコードに直接記述された値のことを言います。 書き込まれた値を直接書き換えないと値が変わらない事から「定数」とも呼ばれます。

リテラルには、以下のような種類があります。

  • 組み込み定数
  • 文字列リテラル
  • 数値リテラル
  • その他のリテラル

それでは、1つずつ順番に見ていきましょう!!

組み込み定数

組み込み定数は、以下のようなものが用意されています。※ 他にもいくつか用意されていますが、とりあえず以下の3つさえ覚えておけば問題ありません

  • True
  • False
  • None

Trueは真値、Falseは偽値、Noneは値がないことを表すための定数です。また、組み込み定数に値を代入するとSyntaxErrorを発生させるので注意してください。

True = 1
# SyntaxError: cannot assign to True

これらの定数は、比較に使われることが多い。

# flag が真ならば...
if flag == True:
    # 何らかの処理
    
# val が値を持っていれば...
if val is not None:
    # 何らかの処理

Noneについてもう少し詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

LinkNoneとは?

文字列リテラル

文字列リテラルとは、その名の通り「文字列」の「リテラル」です。「シングルクォート(')」、または「ダブルクォート(")」で囲んで表現することができます。

s = "リテラル"

print('リテラル')

上記コードの'リテラル'が文字列リテラルとなります。

文字列リテラルは、結構できることが多いので別記事にまとめました。文字列リテラルでできることを知りたい方は以下の記事を参照してください。

Link文字列リテラルについて解説

数値リテラル

数値には、以下のようなリテラルが存在します。

  • 整数リテラル
  • 浮動小数点数リテラル
  • 虚数リテラル

コードで表すと以下のようになります。

# 整数リテラル(1)
print(1)
print(-1)

# 浮動小数点数リテラル(3.14)
print(3.14)

# 虚数リテラル(2.71j)
print(2.71j)
符号は数値リテラルに含まれません。例えば、「-1」は「1」がリテラルで「-」は単項演算子です

数値型について詳しく知りたい方は、以下のリンクを参考にしてください。

数値を扱うデータ型

2進数、8進数、16進数

2進数、8進数、16進数をリテラルで表現するには整数リテラルに、以下のようなプレフィックスを付けます。

0b または 0B 2進数
0o または0O 8進数
0x または 0X 16進数
b = 0b010
print(b)

o = 0o010
print(o)

x = 0x010
print(x)

実行結果

2
8
16

出力すると10進数に変換されてしまう。2進数、8進数、16進数で出力したい場合は、以下の関数を使います。

bin() 2進数の文字列を返す
oct() 8進数の文字列を返す
hex() 16進数の文字列を返す
b = 0b010
print(bin(b))

o = 0o010
print(oct(o))

x = 0x010
print(hex(x))

実行結果

0b10
0o10
0x10

その他のリテラル

その他にもリストタプル辞書セットもリテラルとして表記できます。

# リスト
l = [1, 2, 3]

# タプル
t = (1, 2, 3)

# 辞書
d = {'one': 1, 'two': 2}

# セット
s = {1, 2, 3}

まとめ

この記事では、Pythonのリテラルについて解説しました。

リテラルは、「ソースコードに直接記述された何かしらの型の値」ということさえ覚えておけば問題ありません。

それでは今回の内容はここまでです。ではまたどこかで〜( ・∀・)ノ