この記事では、Kivyをインストールする方法を解説します。
Kivyは、GUIアプリケーションを作成するためのフレームワークです。Kivyを使うことで簡単にGUIアプリを作成することができます。
それでは、KivyをインストールしてGUIアプリを作る準備をしていきましょう!
Kivyを使用するには、Pythonのインストールが必須となります。
次に、以下のコマンドをターミナル、またはコマンドプロンプトで実行してpipやその他諸々を最新バージョンにしておきます。
python -m pip install --upgrade pip setuptools virtualenv
pipがインストールされていない場合は、以下の記事を参考にしてください。
今回は、仮想環境にKivyをインストールします。仮想環境を作成することでプロジェクト毎にPythonのバージョンやパッケージを独立させることができます。
例として、ターミナル(コマンドプロンプト)からデスクトップに適当なフォルダを作成し、そこに仮想環境を作成します。
デスクトップに移動
cd
コマンドを使ってデスクトップに移動します。
cd Desktop/
フォルダの作成
mkdir
コマンドを使ってフォルダを作成します。
mkdir test_kivy
ついでに、作成したフォルダに移動。
cd test_kivy
仮想環境の作成
作成したフォルダ内に仮想環境を作成。
python -m virtualenv kivy_venv
上記コマンドを実行するとフォルダ内にkivy_venv
が作成されます。
仮想環境をアクティブ化
仮想環境は、作成しただけでは適用されないのでアクティブ化します。この作業はターミナルを再起動する度に実行する必要があります。
kivy_venv
を作成したフォルダ内で以下のコマンドを実行します。
Windows
kivy_venv\Scripts\activate
Mac
source kivy_venv/bin/activate
行の先頭に(kivy_venv)
と表示されていればアクティブ化できています。
それでは、Kivyをインストールしましょう!
仮想環境をアクティブにしたまま、以下のコマンドを実行することで仮想環境内にKivyをインストールすることができます。
python -m pip install kivy[base] kivy_examples
上記コマンドは、Kivyの最小限の依存関係をインストールします。
オーディオやビデオをサポートするKivyを追加でインストールする場合はkivy[base,media]
を使ってください。
他にもいろいろあるので必要な機能があれば追加しましょう!
LinkInstalling Kivy’s dependencies
これでKivyをインストールできたので簡単なコードを実行してみましょう❗️
先ほど作成したtest_kivy
フォルダに以下のようなmain.py
を作成します。
main.py
from kivy.app import App
App().run()
作成したら保存してターミナル(コマンドプロンプト)からmain.py
を実行します。
python main.py
以下のように、空画面が表示されたらKivyは正常にインストールされています。
Windows
の場合、以下のようなエラーが発生することがあります。
この場合は、main.py
に以下のコードを追記します。
import os
os.environ ['KIVY_GL_BACKEND'] = 'angle_sdl2'
from kivy import Config
Config.set('graphics', 'multisamples', '0')
参考Kivy Fatal Error Minimum Required OpenGL version(2.0) NOT found! OpenGL version detected:1.1 の対策
コードを追記したら保存して再度main.py
を実行してください。すると、以下のように空画面が表示されたかと思います。
これでKivyが正常にインストールされていることを確認できました!
この記事ではMac・WindowsにKivyをインストールする方法を解説しました。
これで開発環境は整ったので色々試して遊んでみてください!
公式チュートリアルではちょっとしたゲームを作成しています。
それでは今回の内容はここまでです。ではまたどこかで〜( ・∀・)ノ