この記事では、Pythonでimport文を使って、モジュール・パッケージ・ライブラリを読み込む方法を解説します。
モジュール・パッケージ・ライブラリ とは?

インポートを使用する前提知識として、Pythonのファイル構成について学びます。
モジュールとは?
モジュールとは、Pythonファイルのことです。拡張子が「.py」ならばモジュールとなります。よく使う関数や機能ごとにファイルを分割することで、可読性が高くなります。
パッケージとは?
パッケージとは、モジュールをいくつかまとめたもののことを言います。つまり、Pythonファイルをまとめたフォルダなどがパッケージです。
ライブラリとは?
ライブラリとは、パッケージをいくつかまとめたもののことを言います。また、モジュールやパッケージを総称してライブラリと呼ぶこともあります。
ライブラリを読み込む方法

ライブラリを読み込むにはimport文を使います。
書式
import文は、以下のように記述します。
import ライブラリ名
サンプル
試しに、sysモジュールを読み込んで使用してみます。
import sys
for i in range(5):
print(i)
if i == 2:
sys.exit()
実行結果
0
1
2
sysモジュールのexit関数は、Pythonを終了させます。
別名をつける
asを使って別名を付けることができます。以下のコードはdatetimeモジュールに別名を付けて使用しています。
import datetime as dt
print(dt.date.today())
実行結果
2020-02-24
特定のクラスや関数のみ読み込む
fromを使ってモジュール内の特定のクラスや関数のみ読み込むことができます。以下のコードは、datetimeモジュールのdateクラスのみを読み込んで使用しています。
from datetime import date
print(date.today())
実行結果
2020-02-24
まとめ
この記事では、Pythonのimport文の使い方を解説しました。Pythonでは便利なモジュールやライブラリがたくさん用意されています。ありがたく使わしてもらいましょう!
それでは今回の内容はここまでです。ではまたどこかで〜( ・∀・)ノ