この記事では、Pythonをインストールした際に一緒にインストールされる統合開発環境IDLEを使ってコードを作成・実行してみましょう!
IDLEとは
IDLEは「学習用の統合開発環境」で、Pythonをインストールしたら一緒にインストールされます。tkinterを使ってPython100%で作られていて、Windows, Unix, macOSで使うことができます。
Pythonのインストール
もしPythonをインストールしていない場合はインストールしてください。

IDLEの起動
IDLEを起動してみましょう!
- Mac
- Windows
左下のスタートメニューにあるPythonフォルダから開くことができます。

または、Windows検索でidleと検索することでも開くことができます。

表示されたアプリをクリックしましょう!

これでIDLEが起動できました。
対話モード
IDLEは起動すると「対話モード」のシェルが開かれます。このモードではコードを記述してからEnterキーを押すと、すぐコードが実行され結果が出力されます。
試しに簡単なコードを実行してみましょう。
以下のようにprint(“Hello World”)と記述してみてください。

記述できたらEnterキーを押して実行します。
すると下の画像のように「Hello World」が出力されます。

このように結果がすぐ返ってくるので、簡単なコードを試したいときに便利です。
履歴からコードを呼び出す
実行したコードは履歴をさかのぼって呼び出すことができます。
Mac
前へ | control + P |
---|---|
次へ | control + N |
Windows
前へ | Alt + P |
---|---|
次へ | Alt + N |
コードを補完する
Tabキーを押すことで予測変換を使ってコードを補完することができます。
試しに先ほど使用したprint関数を予測変換で呼び出してみます。
pと打ち込んでからTabキーを押してみてください。
下の画像のように候補が表示されます。

ソースコードファイルを作成して実行する
それでは、新しくファイルを作成・保存して実行してみましょう!
新しいファイルを開く
上部メニューのFileNew Fileをクリックすると新しいファイルがIDLEのテキストエディタで開かれます。

ショートカットでも同じように新しいファイルを開くことができます。
Mac
Command + N
Windows
ctrl + N
コードを書く
それではコードを書きましょう!
今回は定番の「Hello World」を出力させます。
print('Hello World')
と記述してください。
コードを保存
作成したコードを保存します。
メニューのFileSaveをクリックします。

保存するための画面が表示されるので「Save As」をhelloworld.pyにして、「Where」をDesktopに変更します。変更したら右下のSaveをクリックして保存完了です!

ファイルを保存するとエディタの上の部分に「ファイル名」と「パス」が表示されます。

ショートカットでも同じように保存できます。
Mac
command + S
Windows
ctrl + S
コードを実行
保存したコードを実行してみましょう!
メニューのRunRun Moduleをクリックします。

結果はシェルの方に出力されます。

実行は「F5」でもできます。
これでコードを作成・保存・実行できました。
まとめ
この記事では、Pythonの統合開発環境であるIDLEの簡単な使い方を解説しました。
あくまでもIDLEは学習用なので「もの足りないな」と感じる人は他の高機能な統合環境開発を使うことをおすすめします。

それでは今回の内容はここまでです。ではまたどこかで〜( ・∀・)ノ