この記事では、Pythonを使って開発(プログラミング)するための準備をします。「統合開発環境(IDE)」や「エディタ」について学んで開発環境を準備しましょう!
お手軽にブラウザ上でPythonを記述、実行する方法もあります。
それでは、開発環境について見ていきましょう!
開発環境とはその名の通り「開発するための環境」です。
例えば、大工が家を建てるならトンカチやノコギリ、カンナなどの道具を用意して家を建てるための環境を整えます。トンカチやカンナなどは無くても家自体は建てれます。しかし、トンカチを使うことで早く釘は打てるし、カンナで削ることでクオリティの高い家が作れることでしょう。
プログラミングにも同様のことが言えます。開発環境を整えることで開発速度が早くなりクオリティも高くなりやすいです。
プログラミングには、エディタや統合開発環境(IDE)というものを使います。
エディタとは、何かを編集するためのソフトウェアの総称です。ソースコードはテキストの一種なので、テキストエディタを使うことで作成することができます。
テキストエディタである「メモ帳」でもソースコードを書くことはできます。
しかし、プログラムを書くのに特化しているエディタがあるので、それらを使うことで楽にコードを書くことができます。
小規模なプロジェクトならば、エディタのみで開発することも可能です。
とりあえず、言語の勉強をしたい方にはエディタの方がおすすめです。
IDE(統合開発環境)とは、ソフトウェアを開発する際に必要なツールをまとめたものです。ちなみにIDEとは、「Integrated Development Environment」の頭文字です。
具体的にどんなツールが含まれているかというと、
などが含まれています。
機能盛りだくさんで便利なIDEですが、その分だけメモリを使用します。動作がなかなか重いのでスペックが低いパソコンや普段からカクつくようなパソコンにはお勧めできません。
また、多機能なので使いこなすまでに時間を要します。
おすすめな統合開発環境(IDE)を紹介します。
PyCharmは「Pythonで開発するならこれ!」っと言ってもいいほど優秀な統合開発環境(IDE)です。とても高機能で様々なことがPyCharmひとつで出来ます。
また、「無料」でも使用可能です。
Pythonをインストールすると付いてくる統合開発環境(IDE)です。
余分なものをインストールする必要がなく機能もシンプルなので「とりあえずPythonを使ってみたい!」っと思っている方におすすめです。
PyCharmを使う前に慣らしで使ってみるというもの有りだと思います。
統合開発環境(IDE)に負けないくらい高機能なエディタを紹介します。
VS Codeは、Microsoftが開発しているソースコードエディタです。
無料で使えて、とても多くの拡張機能が用意されています。数百種類の言語を使えるので他の言語も使いたい方はVS Code一つあれば足ります。
とても使いやすいのでおすすめです。
Atomは「欲しい機能」を「追加」して自分色にカスタマイズできます。ただし、あまりに機能を追加しすぎると重くなってしまうので注意が必要です。
Pythonだけでなく多種多様な言語で使用できるので幅広く使用できます。
ちょっとしたコーディングや小規模な開発だと、こちらの方が楽だったりします。
無料で使用できるので使ってみると面白いです。
上記で紹介したツール以外にも、Pythonが使える統合開発環境(IDE)・エディタは多く存在しています。その中から一部だけ紹介します。
AWS Cloud9は、ブラウザ上で使用できるクラウドベースの統合開発環境(IDE)です。
めんどくさい設定や準備を取っ払って使うことができ、Pythonの他にも40を超えるプログラミング言語がすぐに使えます。
しかし、インターネット環境が無い場所では使うことができません。
また、会員登録する際にクレジットカード登録が必須となります。
完全に無料で使えるというわけではなく、基本料金は無料で使用した分に対して料金が発生する課金制となっています。
Spyderは、分析や科学計算を得意とした統合開発環境(IDE)です。
初めから科学的なことをするためのツールがひとしきり揃っており、いちいち準備する必要がありません。さらに、プラグインで機能を拡張することもできます。
Spyder をインストールするには Anaconda を使用したインストールが推奨されています。
この記事では、エディタと統合開発環境(IDE)の解説とPythonを開発するための統合開発環境(IDE)・エディタを紹介しました。
開発環境を整えることで、開発が早くなりモチベーションも上がります。無料で使えるものも多いので色々試して、自分に合ったツールを見つけましょう!
コードを書く準備ができたら、今度はPythonの構文を学んでいきましょう!
それでは今回の内容はここまでです。ではまたどこかで〜( ・∀・)ノ