この記事では、Pythonのif文の使い方を解説します。if文を使うことで条件によって処理を分岐させることができます。他のプログラミング言語で用いられるswitch文は、残念ながらPythonには存在しないので注意してください。
switch文の代用方法は以下を参考にしてください↓

プログラミングにとって条件分岐は、繰り返し処理と並び使用頻度が高く、とても大切な処理の1つです。この記事でしっかり学んでいきましょう!
if文の使い方

if文は以下のように記述します。
if 条件式:
条件式がTrueの時に処理され、Falseの場合は無視される
条件式には、比較演算子やbool値を返す関数などを指定します。

サンプル
以下のコードは、「v == 0」の時にprint関数が処理され、それ以外の場合はprint関数は無視されます。
v = 0
if v == 0:
print('vは0です')
実行結果
vは0です
このように、if文を使うことで条件式の結果によって処理を分岐させることができます。
Falseだった時の処理を追加する[if-else文]

elseを追加することで、条件式がFalseだった場合の処理を定義できます。
書式
elseは以下のように記述します。
if 条件式:
条件式がTrueの時に処理される(Falseの場合は処理されない)
else:
条件式がFalseの時に処理される(Trueの場合は処理されない)
サンプル
先ほどのサンプルコードに、条件式がFalseの時の処理を追加してみます。
v = 0
if v == 0:
print('vは0です')
else:
print('vは0以外です')
実行結果
# v = 0 の場合
vは0です
# vが0以外の場合
vは0以外です
新たな条件と処理を追加する[if-elif文]

elifを追加することで条件と処理を新たに追加することができます。
書式
elifは以下のように記述します。
if 条件式1:
条件式1がTrueの時に処理される
elif 条件式2:
条件式1がFalseで条件式2がTrueの時に処理される
elifはいくつでも定義することができますが、どこかの条件式がTrueになり処理されると、それ以降の条件式は評価されないので定義する順番には注意しましょう!
サンプル
以下のコードは、elifを使ってvの値が1の時の処理を追加しました。
v = 0
if v == 0:
print('vは0です')
elif v == 1:
print('vは1です')
実行結果
# v = 0 の場合
vは0です
# v = 1の場合
vは1です
if-elif-else文

elifとelseを使うことで、より複雑な条件分岐を定義することができます。
書式
if 条件式1:
条件式1がTrueの時に処理される
elif 条件式2:
条件式1がFalseで条件式2がTrueの時に処理される
else:
どこにも処理されなかった場合に処理される
サンプル
先ほどのサンプルコードにelseを追加してみます。
v = 0
if v == 0:
print('vは0です')
elif v == 1:
print('vは1です')
else:
print('vは0,1以外です')
実行結果
# v = 0 の場合
vは0です
# vが1の場合
vは1です
# vが0,1以外の場合
vは0,1以外です
まとめ
この記事では、Pythonでif文を使う方法を解説しました。
以下のコードでわからない箇所があったら記事を見直してみましょう!
num = int(input('整数: '))
if num == 0:
print('numは0です')
elif num == 1 or num == 2:
print('numは1か2です')
else:
print('0,1,2以外の整数です')
実行結果
整数: 0
numは0です
整数: 1
numは1か2です
整数: 3
0,1,2以外の整数です
if文を使うとコードの幅が広がるので、色々試して遊んでみると面白いです。
それでは今回の内容はここまでです!ではまたどこかで〜( ・∀・)ノ