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【Python】定数の定義の方法と使い方

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この記事では、Pythonの定数について解説します。

定数とは、変化しない値のことを言います。

例えば、円周率や消費税なんかは処理の途中で書き換えられてしまうと、そのあとの演算結果が間違ったものとなってしまいます。

なので、定数として定義して書き換えられないようにするのですが、Pythonには定数を定義するためのキーワードが用意されていません

それでは、Pythonの定数の使い方について見ていきましょう!

定数の定義

Pythonでは、定数がサポートされていません。なので、Pythonで定数を定義するには、変数名が全て大文字の変数を定義して定数としてみなします

Link定数 — pep8-ja 1.0 ドキュメント

例えば、以下のような感じです。

# 円周率
PI = 3.14
# 消費税
TAX = 1.10

名前が大文字だけの普通の変数なので書き換え可能です。

PI = 3.14
print(PI)

PI = 1  # 書き換え可能
print(PI)

実行結果

3.14
1

大文字で定義されている変数を見かけたら書き換えないように注意しましょう!

モジュールの定数

モジュールにも定数が定義されていることがあります。
大文字で定義されているとは限りません。

import math

print(math.pi)

実行結果

3.141592653589793

また、書き換えることもできます。

import math

math.pi = 1  # 書き換え可能
print(math.pi)

実行結果

1

組み込み定数

組み込みで用意されている定数も存在しています。
その中でよく使う定数を紹介します。

True bool値の真値。
False bool値の偽値。
None NoneTypeの唯一の値。値の非存在を表すのに使用される。

これらの組み込み定数は書き換え不能となっています。

True = 0   # SyntaxError: cannot assign to True
False = 0  # SyntaxError: cannot assign to False
None = 0   # SyntaxError: cannot assign to None

この他にも組み込み定数は定義されているので気になる方は下記のサイトを参照して下さい。

Link組み込み定数 — Python ドキュメント

まとめ

この記事では、定数の使い方について解説しました。

書き換えられたくない変数は、大文字で定数として定義しておきましょう!

それでは今回の内容はここまでです。ではまたどこかで〜( ・∀・)ノ