この記事では、Pythonの数値型の演算と演算子一覧を解説します。
使用する演算子は普段使っているものがほとんどなので覚えることは少ないですが、他のプログラミング言語とも共通している部分が多いのでしっかり理解しておくことが重要です。
ビット演算については以下の記事を参照してください。
それでは、Pythonの演算について見ていきましょう!
Python で四則演算をするには以下のような演算子を使います。
+ 演算子 | 足し算 |
---|---|
- 演算子 | 引き算 |
* 演算子 | 掛け算 |
/ 演算子 | 割り算 |
では、実際に四則演算をしてみましょう!
+
演算子を使うことで 和 を求めることができます。
# 整数
print(2 + 3) # 5
# 浮動小数点数
print(2.0 + 3.5) # 5.5
# 複素数
print((3 + 1j) + (2 + 10j)) # (5+11j)
-
演算子を使うことで 差 を求めることができます。
# 整数
print(2 - 3) # -1
# 浮動小数点数
print(2.0 - 3.5) # -1.5
# 複素数
print((3 + 1j) - (2 + 10j)) # (1-9j)
*
演算子を使うことで 積 を求めることができます。
# 整数
print(2 * 3) # 6
# 浮動小数点数
print(2.0 * 3.5) # 7.0
# 複素数
print((3 + 1j) * (2 + 10j)) # (-4+32j)
/
演算子を使うことで 商 を求めることができます。
# 整数
print(2 / 3) # 0.6666666666666666
# 浮動小数点数
print(2.0 / 3.5) # 0.5714285714285714
# 複素数
print((3 + 1j) / (2 + 10j)) # (0.15384615384615385-0.2692307692307692j)
普段あまり使わない特殊な演算も用意されています。
// 演算子 | 切り捨て商 |
---|---|
% 演算子 | 余り(余剰) |
** 演算子 | べき乗 |
//
演算子を使うことで 切り捨て商 を求めることができます。
# 整数
print(3 // 2) # 1
# 浮動小数点数
print(2.0 // 3.5) # 0.0
%
演算子を使うことで 剰余 を求めることができます。
# 整数
print(3 % 2) # 1
# 浮動小数点数
print(2.0 % 3.5) # 2.0
**
演算子を使うことで べき乗 を求めることができる。
# 整数
print(3 ** 2) # 9
# 浮動小数点数
print(2.0 ** 0.5) # 1.4142135623730951
# 複素数
print((1 + 1j) ** (2j)) # (0.15990905692806806+0.13282699942462056j)
演算子の優先順位は普段と同じです。
print(2 + 3 * 4) # 3 * 4 = 12 + 2 = 14
()
で囲むことで優先的に演算することができます。
print((2 + 3) * 4) # 2 + 3 = 5 * 4 = 20
代入演算は、代入と演算をまとめて行える演算です。演算子の後ろに=
演算子をくっ付けるだけで実行できます。
代入演算 | 意味 |
---|---|
x += y | x = x + y |
x -= y | x = x - y |
x *= y | x = x * y |
x /= y | x = x / y |
x %= y | x = x % y |
x **= y | x = x ** y |
x //= y | x = x // y |
演算結果を変数に代入する場合は、代入演算の方が簡潔に記述することができます。
# 通常の演算
a = 1
a = a + 2
print(a) # 3
# 代入演算
a = 1
a += 2
print(a) # 3
この記事では、Python の演算と演算子について解説しました。
概ね普段と同じように使える演算子ばかりなので理解しやすかったと思います。
Python...というよりプログラミング言語には、通常の演算子の他に値を比べるための演算子なんかも用意されています。
それでは今回の内容はここまでです。ではまたどこかで〜( ・∀・)ノ
View Comments