この記事では、Python の モジュール・パッケージ・ライブラリ について解説します。
モジュールとは Pythonファイル のこと を言います。
ファイルの拡張子が「.py」ならばモジュールとなります。
よく使う関数や便利なクラスなどをモジュールにまとめておくことで色々なところで使い回しができるようになり、他のプロジェクトでも財産として使うことができます。
パッケージとは、モジュールをいくつかまとめたもの を言います。つまり、Pythonファイル をまとめたフォルダなどがパッケージです。
いまいちイメージが湧かない方は、以下の記事を参考に実際にモジュールやパッケージを作ってみるとわかりやすいかと思います。
ライブラリとは、パッケージをいくつかまとめたもの を言います。また、モジュールやパッケージを総称してライブラリと呼ぶこともあります。
さらに、pip を使ってインストールできるものもライブラリと呼んだりします。例えば NumPy とか Pandas とかですね。
ちなみに、Python にあらかじめ用意されているライブラリを「標準ライブラリ」と呼び、pip などを使って外部からインストールするライブラリを「外部ライブラリ」と言います。
なぜモジュールやライブラリに分ける必要があるか考えてみましょう!
例えば、あなたが出かける時に必ず持っていくカバンがあったとして、中には財布と携帯をいつも入れています。
近所のコンビニに行くにはそれで十分ですね。
しかし、海に遊びに行くとしたら不十分です。浮き輪や日焼け止めなどの海に適したものを持っていく必要があります。山に行くときも同じように山に適した道具をカバンに入れます。
いつでも海や山に行けるように全ての道具をカバンに入れておくと近所のコンビニに行くときでもその荷物を持ち運びしなければなりません。
このように、カバン(プログラム)に使用するかわからない道具(モジュールやライブラリ)を入れておいても重いし邪魔になるだけなので、使用する可能性の高い携帯や財布(組み込み関数)だけ入れて、あとは必要になったときに準備(インポート)すれば良いよねって感じです。
この記事では、モジュール・パッケージ・ライブラリ について解説しましたが、実際けっこう曖昧な意味で使われていたりします。
なので、あまり深く考えすぎず 以下の意味だけ覚えておきましょう。
モジュール | Pythonファイル。拡張子が「.py」。 |
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パッケージ | モジュールをまとめたもの。 |
ライブラリ | パッケージをまとめたもの または モジュールやパッケージの総称。 |
それでは今回の内容はここまでです。ではまたどこかで〜( ・∀・)ノ
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