この記事では、C言語の変数について解説します。
変数とは、値を保管するための箱のようなものです。変数に入れた値は、何度も呼び出して計算に使ったり出力に使ったりできます。
それでは、変数の使い方を見ていきましょう!
変数を使用するには まず宣言しておく必要があります。
C言語で変数を宣言するには、以下のように記述します。
データ型 変数名;
指定したデータ型の値を格納できる変数を宣言することができます。
同じデータ型の変数が複数必要な場合は、以下のようにまとめて宣言できます。
データ型 変数名1, 変数名2;
サンプル
以下のコードでは、int型 の num変数 と char型 の s1変数 と s2変数 を宣言しています。
#include <stdio.h>
int main(){
int num;
char s1, s2;
}
変数名に使う名前は、どんな名前でも使用可能というわけではありません。変数名には以下のような文字のみが使用可能です。
例えば、hoge
、hoge2
、hoge_hoge
などは変数名として使用可能です。
逆に以下のようなものは変数名として使えません。
例えば、hoge@
、2hoge
、printf
などは変数名として使用できません。
また、C言語の変数名は、大文字小文字で区別されます。例えば、HOGE
と hoge
は別の変数として扱われます。
変数を宣言しただけではあまり意味がないので、変数に値を渡し、変数から値を呼び出せるようにします。
変数に値を代入するには以下のように記述します。
変数名 = 値;
また、宣言と代入を同時に行うこともできます。
変数を初期化するには以下のように記述します。
データ型 変数名 = 値;
サンプル
試しに複数の変数を初期化し、和を求めて出力してみます。
#include <stdio.h>
int main(){
// num1 を 1、num2 を 2 で初期化
int num1 = 1, num2 = 2;
// result は num1 と num2 の和で初期化
int result = num1 + num2;
// printf() で変数に格納された値を整形しつつ出力
printf("%d + %d = %d\n", num1, num2, result);
}
実行結果
1 + 2 = 3
C言語には、以下のような特殊な変数が用意されています。
この記事では、C言語の変数の使い方について解説しました。
変数は、とても基本的なことでプログラムを作る際には必ず使用するので一回覚えてしまえば忘れることはないと思います。
初めはなんとなく難しく感じるかもしれませんが、慣れるまでの辛抱です。
それでは今回の内容はここまでです。ではまたどこかで〜( ・∀・)ノ