この記事では、Pythonの三項演算子の使い方を解説します。
三項演算子とは、簡単な条件分岐を1行で記述するための機能です。通常のif
文と異なるのは条件によって返された値を直接変数に代入できることです。
それでは、サンプルを交えて三項演算子の使い方を見ていきましょう!
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三項演算子の使い方
三項演算子は、if
、else
を使って以下のように記述します。
変数 = 条件式がTrueの時に代入される値 if 条件式 else 条件式がFlaseの時に代入される値
以下のコードは、input()
関数で受け取った整数が奇数か偶数かをif
文を使って判定して出力するコードです。
num = int(input('int: '))
if num % 2 == 0:
text = '偶数'
else:
text = '奇数'
print(text)
このコードを三項演算子を使って書き直すと、以下のようになります。
num = int(input('int: '))
# 三項演算子
text = '偶数' if num % 2 == 0 else '奇数'
print(text)
このように、三項演算子を使うことでif
の部分を1行で表現することができました。また、条件分岐の結果を直接変数に代入できました。
代入しない三項演算子
三項演算子は結果を変数に代入しなくても問題ありません。以下のコードでは、値を返さずにそのままprint()
関数で出力しています。
num = int(input('int: '))
print('偶数') if num % 2 == 0 else print('奇数')
実行結果
int: 312
偶数
さらに複雑な三項演算子
三項演算子は、if-elif-else
を1行で表現することができます。
条件式1がTrueの時に評価される式 if 条件式1 else 条件式1がFalseかつ条件式2がTrueの時に評価される式 if 条件式2 else 条件式1、条件式2がFalseの時に評価される式
以下のコードでは、num
の値が1か2かそれ以外かを判定しています。
num = 1
s = 'numは1' if num == 1 else 'numは2' if num == 2 else 'numは1,2以外'
print(s)
実行結果
numは1 # num = 1
numは2 # num = 2
numは1,2以外 # num = 3
if 条件式 else
を繋げることで条件を増やせますが、直感的にわかりづらいので注意しましょう!
まとめ
この記事では、Pythonの三項演算子の使い方について解説しました。
三項演算子を使うことでif
文を1行で記述することができます。単純なif
文は、三項演算子を使って書いた方がすっきりしたコードにすることができます。
また、1行で記述しなければいけない場合(ラムダ式とか)に使用しましょう!
それでは今回の内容はここまでです。ではまたどこかで〜( ・∀・)ノ